むし歯や歯周病などで、人は年齢を重ねる中で歯を少しずつ失っていきます。残念ながら、永久歯は一度失ってしまうと、二度と生えてくることはありません。歯がなくなると、食べ物をうまく咀嚼できなくなったり、会話もしにくくなったりします。 こうして失われた歯の代用となるのが、入れ歯です。入れ歯は、歯がなくなってしまった人にとって、健やかな暮らしを送るために、なくてはならないものといえるでしょう。
入れ歯には、その素材によっていくつかの種類があります。ご自身の条件や希望などに合わせて、最適な入れ歯を選択することがポイントです。ここでは、代表的な「金属床義歯」と「レジン床義歯」についてご説明します。
金属床義歯
入れ歯の床に金属を使用しています。強度が高く、床の厚みを薄くできるので、装着時の違和感の軽減につながります。
レジン床義歯
入れ歯の床にレジンという素材を使用しています。保険を適応することができ、比較的リーズナブルにつくることができます。破損時の修理が比較的簡単というメリットもあります。
抜歯後、人工歯のついた床を乗せて、バネ(クラスプ)で入れ歯を安定させる方法があります。1本だけ歯を失った場合から、1本しか歯が残っていない場合まで、幅広い応用が可能です。
総入れ歯にする方法もありますが、近年では総入れ歯のように一体化されたインプラントを固定する方法が注目されています。 当院でも、All-on-4(オールオンフォー)という4本の人工歯根を埋め込んで一体化したインプラントを支える方法を導入しています。 これにより、固いものを食べたときの痛みや、会話中に入れ歯が外れてしまうといった従来の入れ歯のデメリットが解消されました。
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